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森の暮らし  たいまぐら便り
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お茶碗の上のお花畑
お茶碗の上のお花畑_f0035962_1601652.jpg桃色は桜海老。時計回りで、干しワカメ、ゆかり、白ゴマ、おぼろ昆布、そして真ん中が主役のスギナです。写真にはありませんが、小魚や、鰹節なども粉末にして、よーく混ぜれば、我が家特製のスギナふりかけの出来上がりです。(素材はすべてミキサーで粉末にします。)
スギナは、もともと水分が少ないためか、乾かすのにあまり時間がかかりません。雨がちな梅雨でも、一日晴れさえすれば、カラカラのパサパサに乾かすことができるので、この時期の野草干しはスギナがメインになります。干したスギナは、海苔などに入っている乾燥剤と一緒にビニール袋にいれ保存します。
スギナは、粉末にして利用することが多いかな。ふりかけのほかにも、青海苔に混ぜたり、蒸しパンに入れたり、etc, 野草にありがちな「青臭さ」が少なく、色合いもきれいなので、さまざまに利用できる優れものです。薬効もあるので、少量づつを定期的に食べることは健康にもよいようです。

お茶碗の上のお花畑_f0035962_161378.jpg時間のあるときは、更に一手間かけて、卵をプラスします。ゆで卵の黄身をつぶし、塩少々を加えてから、目の細かいザルで裏ごしします。フライパンに入れ、ぱらぱらの状態を保つようにさっくりと混ぜながら乾煎りをします。保存させたいときは、しっかりと乾くまで気長に炒りましょう。そうしてできた黄色い「玉」を入れれば、ご飯のお供にピッタリのふりかけの完成。我が家では、スギナの緑と、梅干や桜海老のピンク、そして卵の黄色がそろったこのふりかけを、お花畑ふりかけと呼んでいます。キャラクターが描かれた袋には入っていないけれど、充分子ども心を捉える魅力がありますよ。是非お試しください!
by chihoa3 | 2008-06-29 15:53
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