八木重吉 詩集より
「素朴な琴」
このあかるさのなかへ
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美しさに耐えかねて
琴はしづかに鳴りいだすだらう
「秋」
秋になると
ふとしたことまでうれしくなる
そこいらを歩るきながら
うっかり路をまちがへてきづいた時なぞ
なんだか ころころうれしくなる
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明日はとても冷えるそうな。盛岡で2℃の予想。たいまぐらは初の氷点下になるかな?
昨日は強い風が吹きました。いらっしゃった4人の皆さんと川辺にお散歩。風が吹き抜けて彩づいた葉が舞い踊ります。その様子に「ほーっ!」。ちょっと肌寒かったけれど・・・ね。
秋の風景にもまして美しく見えたのは、親子でご参加くださった83才のTさん(今年ごお料理&お散歩会にご参加くださった方たちの中で最高齢です。嬉しいっ!ありがとうございました。)。
川辺に降りる道は険しいからと、少し手前で待たれるとおっしゃって。苔むした岩に腰かけると、手提げ袋からスケッチ帖を出されたのです。秋色の森の中で、スケッチをされるTさん。83才の大先輩に失礼かもしれませんが、とてもとても可愛らしかったです。
さて、今日は昨夜の風が嘘のように穏やかなお天気。朝食後にちょっとお散歩。道路には落ち葉が吹きだまってふっかふか。ワッシャワッシャと豪快に歩きます。山葡萄や小リンゴも昨夜の風でいっぱい落ちていたよ。そしてケサランパサランの綿毛もフワフワ~。秋の散歩は本当に楽しいね。と同時に、秋の美しさに包まれると少し心がしんみりとして、なきたいような気持になります。悲しいわけではないのにね。美しさをありがとう。冬はもうすぐそこに来ているけれど、秋を存分に味わいたいと思います。
リンゴのワイン煮は、ヨーグルトクリームと一緒にタルトに。先ほど到着した大阪からのお客様に秋色お菓子を。北国の秋は美しいでしょっ♡