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森の暮らし  たいまぐら便り
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大切に作るということ
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桶正製の米櫃です。
お米をいれる桶を作ったらどうだろう・・・そう思いついたのはもう十数年前のことです。それまで桶製の米櫃は見たことがありませんでした。昔から受け継がれてきたド定番の桶だけではなく、何か新しく、そして桶正オリジナルな桶を作りたい、と思っていたので、この思いつきはとても気に入りました。そして使いやすく美しい形はどんな桶だろう・・・時間をかけていろいろと試行錯誤しながら、この形にたどり着いたのです。今では桶正の定番商品に。私もとーっても気に入っている桶のひとつです。

先日「桶正の米櫃とそっくりの米櫃をつくっている桶屋さんがいる」と知らされました。
えっ?と思い、教えられたページをネットで見ると、確かに姿形がよく似た米櫃・・・。しかも、作っている桶屋さんは全くしらない人でもなかった。いやはや、デス。
桶正はいいんじゃないのと気にかけていない様子。でも、私はとても嫌な気持になりました。ブツブツ言っている私をなだめようと、桶正は「真似したいと思ってもらえるほど、俺の米櫃を気に入ってくれたってことだよ。若い桶屋さんが出てきたことを喜べばいいだろう」と。

f0035962_95126.jpg桶正の桶をだれよりも大事に思っている私としては、正直すっきりしません。でも、桶正が言うように、気にしないことにします。米櫃を作ろうと思いつき、そしてこの形を作りだしたのは桶正だということを、だれよりも知っているのは、桶正とその経過をみていた私です。そして同じように、真似して作っているということをだれよりも知っているのは本人のはずだから。

デザインというのはとても難しいものですね。
今回のことに憤慨している私だけれど、古い桶に面白い桶を見つければ「こんなの作ってみたら」と桶正に勧めます。その違いは?? もしかしたら同じことかもしれません。
例えばネコが寝ているこの桶↓は、古道具屋さんでたまにみかけるちぐらです。今でいえばベビーベッドのようなもの。初めてこの桶を古道具屋さんで見かけた時、すごく気に入って、是非桶正に作ってほしいと思いました。実際にはまだ作ってはいないのですが、いつか作ってみてほしいと、いまだに思っています。それって、今回のこととどう違うの? 
う~ん、どうなんだろう。

ってなことをしばらく自問することになりそうです。
なぁんて、私が自問してどうなるの・・・ですよね。
当の桶正は、いつも通り、黙々と正直に、自分の桶づくりに励んでおります。
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さてさて、最後になりましたが、
11月のイベントのお知らせです。今年最後の野外展ですが、大阪の堺で開催される「灯しびとの集い」に参加させていただきます。最初の数回、出させていただいたことがあります。開催がこの時期になってからは初めての参加となります。桶正は大阪堺の出身。会場の近くで生まれ育ちました。大阪の友人たちにもたくさん会えそうです。もちろん、桶を通じての新しいご縁もまたたくさん結ばれることでしょぅ。とても楽しみにしています。
開催スタッフの皆さまにこころより感謝。どうぞよろしくお願いします。
ご都合のつく方は是非お出かけくださいませ。
さて、冬タイヤにしてから行くべきか、迷っております~。帰ってくるころにはもう山道は凍結しててもおかしくないですからね・・・。
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by chihoa3 | 2016-10-22 09:08 | Comments(0)
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